O様邸屋根葺替.外壁塗装工事【岡谷市】

2024年08月09日 20:00

工事の進行状況

着工日:8月9日      完了日:9月2日

足場仮設8月9日
屋根
進行状況
・スターター完了
・ルーフィング完了
・2階屋根葺き完了
・1階屋根葺き完了
外壁
進行状況
・高圧洗浄完了
・南面外壁上塗り完了
・東面外壁上塗り完了
・北面外壁上塗り完了
・西面外壁上塗り完了
完了までの%屋根 完了
外壁 完了
最終確認日9月3日
足場解体9月3日

使用塗料と保証内容

屋根
仕様

板金葺替えカバー工法
ガルバリウム鋼板

ダークグリーン
外壁
塗料

塗装仕上げ
ナノコンポジットF

KP-310 調色
雨樋
塗装

塗装仕上げ
NADウレタン

調色 三分艶
施工保証

屋根

外壁


施工 2年   塗膜 15年   穴あき 20年

施工 7年

施工前説明

今回お客様は塗匠のホームページを見て頂きお問い合わせ、ご契約となりました。
クチコミなども見て頂き当社との綿密な打ち合わせにおいてしっかり納得していただき決めていただきました。

写真は屋根の状態です。
写真の様な欠損や傷みが非常に多くある状態。
屋根はグリシェイドNEOという品になります。
グリシェイドNEOは塗装不向きです。正確にいうと、塗装はできますが塗装する意味がありません。スレートは水を吸って劣化します。だから塗装して「吸水による劣化」を防ぎます。これが塗装の目的です。ところが、10年以上経過して脆くなったグリシェイドNEOは吸水とは無関係に割れます。
そのためメンテナンス方法として葺替え(カバー工法)が推奨されます。

写真は外壁の状態です。
構造クラックとは、建築物の壁や基礎部分に生じるひび割れの一種で、建物の安全性に影響を及ぼす危険性があるクラックです。幅が0.3mm以上、深さが5mm以上の場合は構造クラックの可能性が高いとされています。
構造クラックは、塗膜表面に起こるものとは異なり、建物の構造自体が歪み、外壁内部からひび割れてしまっている状態です。原因としては、地盤の不動沈下や基礎の劣化、設計ミス、補強材(筋違い)の不足、想定以上の地震の揺れや強風の外的要因などが考えられます。

構造クラックの補修には「Uカット工法」が最適です。
今回はUカット工法で直します。

Uカット工法の詳細

足場仮設

8月9日☀️

本日は足場仮設を行いました。
現場の周りは道も狭いため通行の妨げにならないように注意も払い
建物や植木などにも注意を払って作業を行いました。

本日はこれで終了となります。
明日は高圧洗浄作業を行う予定です。

高圧洗浄作業

8月10日☀️

本日は高圧洗浄を行いました。
洗浄作業ではお客様の自宅から外水道をお借りして行います。
そのため無駄な水量を使用しないために止水フロートを使って調整します。
塗匠では気配りなども含め丁寧な仕事を心がけて行っています。

洗浄作業の様子

本日は高圧洗浄の作業を行いました。
洗浄作業は工事の中でもかなり重要な工程です。
経年汚れやチョーキングなどをしっかり取り除いてからでないとやる意味がありません。
洗浄は1日かけてしっかり丁寧に行いました。
また今回だからこそできる窓やコンクリート、玄関タイルなども一緒に洗う事で仕上がった時の美観度も高くなります。
足場があるからこそ隅々まで一緒に綺麗にしました。

本日の作業は終わります。
お盆明けから塗装を開始していきます。

各部補修と南側外壁下塗り作業

8月19日☀️

雨樋防水補修

本日は朝イチから雨樋の水漏れ補修から開始しました。
①の写真の通り雨樋には水が滲み出た後がしっかり残っています。
経年によって繋ぎ目に使用しているボンドが劣化してきて水が回るようになってきます。
今回は大きな破損等もなく水漏れも酷いわけではないので今後の対策も含め防水材でしっかり塞ぎました。
最終的には上から塗装をするので補修した所は分からなくなります。

ひび割れ補修

次に窓下などに出来たひび割れの補修も行いました。
写真の場所が1番酷いひび割れです。
これは調べの結果構造クラックでした。
今回の建物のようにモルタル壁のひび割れは割と多く起こる症状です。
ひび割れの補修はただ上からシーリングを打つだけではなく「Uカット工法」にて補修を行いました。
構造クラック以外にも「ヘアクラック」と言い細い塗膜のひび割れもいくつかあるため合わせて補修を行いました。
されどひび割れ、なので補修の段階でしっかり丁寧な作業を行い少しでも長く保つように行います。
最終の塗装の時には既存の模様(リシン)と合わせる為補修の跡は目立たなくなります。

南側外壁養生と下塗り

写真は養生を行った後の状態です。
まずは南側の外壁から1面づつ進めていきます。
夏場は全ての窓を塞いでしまうと換気も出来なくなってしまうため家の中も高温になってしまいます。
塗匠では基本外壁の一面づつで仕上げていきます。

南側外壁の下塗りが全て終わりました。
窓冊子の狭い隙間などもしっかり塗りました。
下塗りは仕上げの塗装よりも重要な工程なのでしっかり丁寧に塗る事で長持ちに繋がります。

本日の作業は終わりになります。
明日は中塗り、上塗りを行っていく予定です。

南側外壁中塗りと上塗り作業

屋根スターター取付け作業

8月20日☀️

屋根スターター取付け作業

本日から屋根の工事もスタートしていきます。
屋根は初めにスターターから取付けていきます。
スターターとは屋根の軒先に取りつける軒先板金の事を言います。
古いスレート屋根にスターターを引っ掛けて止めていきます。

屋根ルーフィング作業

今日は防水シート貼りまで行いました。
改質アスファルトと粘着層のW効果により、釘穴をしっかりシールして雨水の浸入を防ぎます。
強固な防水性能:表面処理に珪砂を用いず、接合部の水密性が向上します。

南側外壁中塗り作業

南側外壁の中塗り作業の様子です。
中塗りも下塗りと同様に丁寧に均等な膜厚になるように塗りました。

外壁上塗り作業

南側外壁の上塗りが終わりました。
外壁の真ん中に通っている幕板は後日色を変えて塗装を行います。

雨樋塗装作業

本日の作業は終了です。
明日も引き続き外壁を進めていきます。

東面外壁下塗り作業

8月21日☀️

養生作業

下塗り作業

中塗り作業

本日は中塗りまでが終わりました。
明日は仕上げ塗りを行い雨樋や水切りを仕上げて行く予定です。

東面外壁上塗り、屋根葺き作業

8月22日☁️

東側上塗り作業

今日は、昨日の続きで東側の上塗り(仕上げ)を塗装しました。
中塗りと上塗りとで敢えて色を変えて塗っています。
材料はどちらも同じ内容のものを使用していますが色を変えている理由としては塗り残し防止です。
同じ色を使って中塗りと上塗りを塗るやり方も一般的ですがその場合塗り残しや塗り忘れなどがあった場合に気づかない場合もあります。
そのような事を防ぐ為にも塗匠では細かな事まで考えて行っています。

雨樋は今回全て4回塗装をしています。
1回目はプライマーで残り3回は塗料を重ねています。

塗装をしていく中で証明が色褪せて劣化しているのが気になりました。
なのでサービスで一緒に塗装をしました。
細かい所も一緒に綺麗にする事でより完成度も良くなります。

屋根葺き作業

屋根はいよいよ葺き作業に入りました。
本日8割程葺き終わりました。

本日の作業は終わります。
明日は外壁が北面を進め屋根は引き続き葺き作業を行っていきます。

外壁北面下塗り~中塗り作業

屋根葺き作業続き

8月23日☀️

本日は北側を進めます。
外壁も残り2面となり半分まで終わってきました。
屋根も大方終わってきています。

下塗り作業

中塗り作業

本日は北側の外壁が塗り終わりました。
細かな見直し等は後日行います。

屋根葺き作業

大屋根も終わりが見えてきました。

本日の作業は終了です。

西側外壁塗装作業

8月26日☀️

養生

本日は西側外壁の進めます。
仕上がっている面と同様に下塗り~上塗りまで丁寧に仕上げていきます。

アンテナ線など外せるパーツはすべて外してしっかり塗装します。
幕板の部分も一部破損ている所があったので補修してから塗ります。
ここはベランダからの配管が通っている場所ですが幕板の内部の部分がもし適切な防水処理をしていない場合、経年で水が入ることによって断面から染み込み破損に繋がっていきます。
そのため今回のような場合でもそれを防ぐ為にしっかり補修をしてから塗装をします。

下塗り

中塗り

上塗り

2階屋根葺替え完了

2階屋根の葺き替えが終わりました。
屋根先端部分の板金は塗装なので後日塗装仕上げを行います。

下屋根はスターターの取付けが終わりました。

本日の作業は終わりです。

細かな見直し作業

8月27日☁️

本日は天候があまり良くないので出来る作業を行いました。
養生を取った時にどうしても塗料まで一緒に引っ張って来てしまう事があります。
そのままにしておくと見た目も悪いのでマスキングテープを貼り綺麗にラインを引き直す作業をしました。
細かい事ですが塗装は美観性も大事なひとつなので妥協はせず細かく作業しました。

玄関サイディングのシーリング

8月28日☁️

本日は玄関サイディングのシーリング撤去と打ち替えを行いました。
サイディングが複雑なデザインのためマスキングテープを貼るのが大変ですがしっかり行いました。
①~④の工程で進めました。

シーリングが終わりました。
乾燥させた後、サイディングは三分艶のクリア塗装仕上げで進めます。

下の屋根も本日葺替えが終わる予定です。

屋根仕上げ作業

8月29日☁️

本日は朝から屋根の最後の仕上げを行いました。
鼻先の板金は今回塗装となるため板金の葺替えが終わった後で仕上げの塗装を行いました。

屋根の完成です。
今回はガルバニウム鋼板での葺替えを行いました。
耐久性が高く雨漏れにも強い素材です。
穴あきなどの保証は20年、塗膜保証は15年となっております。

電気のメーターBOXが汚れやくすんでいたのでサービスで塗装をしました。
パッと見では分かりにくいですが他が綺麗になる事で目が行きやすくなるので一緒に塗装をしました。

多彩サイディングクリア塗装

クリアもフッ素を使用します。
塗った直後はツヤツヤに見えますが乾いていくにつれツヤが落ち着いてきて最終的に三分艶で落ち着きます。

クリアはなるべく打ち替えたシーリングにつかないように塗ります。
理由として、最近のサイディングに使用が推奨されているシーリングは、黒ずみを防止するために「ノンブリード型」が広く推奨されています。
このノンブリード型の上に塗装をすると、シーリングと塗料との密着が悪く、後々でクリアー膜が割れたり剥がれたりといった症状が高い確率で発生してしまうからです。

今回使用したクリア塗装です。

完成動画

本日全ての工事が完了しました。
生まれ変わったおうちの様子を是非動画でご覧下さい。

この度は建築塗装塗匠にのご縁を持っていただき誠にありがとうございました(_ _)

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