N様邸塀塗装工事【長野市】

2023年03月08日 12:18

施工前説明

3月7日(☀️)

施工前の状態です。
今回新築工事に伴い「家の顔」ともいえる塀を塗装で甦らせていきます。
表と裏とどちらも新規塗装を行いますが今回はデザインをガラリと変更します。

現在の模様は「スタッコ調」の模様になっています。
今回新たに行う工事ではこの模様を辞めて
「フラットな砂壁調」へと変更します。
そのため今回は塗装工事+左官工事で進めていきます。

至る所に大きなクラックや欠損が見受けられました。
クラックに関しては構造クラックが主で、それによって影響を受けた場所が欠損したりしている状態です。
他にもクラックがいくつかあり、これらは様々な原因が考えられます。
いずれにしても躯体構造上によっては再発の可能性も考えられます。
今回は全てしっかり直していきます。

削り作業とクラック処理

3月8日(☀️)

まず初めに既存の模様をある程度平になるまで削ります。
機械を使って模様を削り落として行く作業です。
綺麗なフラット面を作る為に必要な工程です。

▼削り作業風景▼

古い補修シーリングの撤去

  • 構造クラック

  • 古いシーリングの撤去

  • 完全に取り除きます

  • 完全撤去

元々補修してあった古いシーリングを全て撤去します。
撤去後は新たにシーリングを打ち直し補強用のメッシュを貼ってしっかりベースを作ります。

構造クラックの原因

今回工事を進めたいく中で大きなひび割れを起こしてしまった原因がわかりました。
建物を建てる過程で「貫板」というものを使用します。

※壁に使用される貫板は、柱を貫通させて楔(くさび)で固定することで、水平力に対する抵抗要素とする働きを強化する※

この貫板が残っている箇所が大きいひび割れを起こしていました。
恐らく水分を吸い上げそれがやがて腐食を導き大きな構造クラックへと繋がっていく過程になったと思われます。
今回再発を防ぐ為にある程度ハツリ作業を行い貫板を取り除いてからもう一度しっかり補強をしてから形成していく形をとります。

この貫板が大きなクラックの原因になっていました。
今回取り除いてしっかり補修をすることによって再発が起こらないようにしていきます。

Uカットした場所をシーリングで埋めました。
貫板を外した場所は新たにベースを入れて貫通を塞ぎました。
この後でメッシュを貼って補強していきます。

左官塗作業

3月11日(☀️)

外壁部分を塗って行きます。
今回2回分けて塗っていきます。
塗装仕上げがフラットな砂壁にするのでベースとなる面がしっかりフラットである事が前提となります。
綺麗なフラット面を作ることで塗装の仕上がりも綺麗になります。

※今回左官の塗りを何回が繰り返して綺麗な面を作って行きます※

ひび割れが酷かった場所全体にメッシュシートを入れて補強します。
白く見えているのはメッシュシートです。

メッシュシートとは??

塗り壁の下地に埋め込むことにより、下地の乾燥クラック(ひび割れ)を予防してくれます。
強い引っ張りの力に耐え、長期間劣化することがありません。

-次の更新までお待ちください-

記事一覧を見る